アメリカ大学奨学金プログラムについて

 

「アメリカ大学奨学金プログラム」とは

アメリカの大学・大学院では、世界約230カ国から約97万人を超える留学生が学んでいます。高等教育機関への留学において、世界で最も人気のある国アメリ力。世界トップランクに位置する質の高い教育を、この奨学金制度を利用して受けることが可能です。

 

「アメリ力大学奨学金プログラム」は、アメリ力の大学への留学を希望する若者と、奨学金を提供するアメリカの大学を結びつけるプログラムです。

プログラムは『米国大学スカラーシップ協会』が推進、1997年にプログラムを開始してこれまで、世界の数多くの国々の学生が利用してきました。

日本では2004年9月より募集を開始し、以来、毎年100名以上の留学生を送り出し、世界をめざす意欲あふれる日本の若者を支援しています。

 

「アメリカ大学奨学金プログラム」の目的

奨学金の支給理由や基準等は大学により様々ですが、アメリカの大学の奨学金支給の最大の目的は「キャンパスの国際化」。留学生を大学に受け入れ、アメリ力人学生に多様な人種、文化、国籍を持つ留学生と異文化交流する機会を提供することにより、地元の学生たちに国際感覚、あるいは文化の違いや価値観の違いを体験してもらうことです。

一方、このプログラムに参加する日本の学生は、アメリ力の大学から返済不要の奨学金を受けることにより、留学生としてアメリ力の大学に在籍し、国際的な環境のもとで自らの学力向上を目指すことができるとともに、キャンパスの国際化に貢献することができます。

 

「アメリカ大学奨学金プログラム」は

●米国大学スカラーシップ協会がプログラムを推進しています

アメリカ大学奨学金プログラムを推進しているのは米国大学スカラーシップ協会です。そして、その運営をアメリカ、フロリダ州に本部を置くIDEA(International Doorways)が行っています。米国大学スカラーシップ協会の理事長は、日米教育委員会(フルブライト奨学金)前代表、元文部科学省中央教育審議会委員であり全米日米協会連合(NAJAS)前理事長のサムエル M シェパード氏です。

 

●奨学金は授業料だけでなく、寮費・食費も対象になります

授業料・寮費・食費に対し奨学金が支給されます。奨学金の支給割合は学校により異なりますが、50%近く支給される大学もあります。具体的には、奨学金相当額が授業料などの総費用から減免されることになります。

 

●卒業まで毎年支給、しかも返済の義務がありません

奨学金が支給されている大学に在籍し、かつ在籍大学の奨学金支給条件を守っていれば、卒業まで毎年支給されます。また、仮に留学中に他の大学に転校した場合も、それまでに支給された奨学金を返済する必要はありません。

※奨学金支給条件は大学によって異なります。

 

●大学単位認定団体から認定を受けた大学が参加しています

アメリカには4,700校以上の「大学」が存在します。アメリカには日本の文部科学省にあたるものがなく、教育にかかわる権限と責任はすべて州及び州以下の地方自治体(主に学区)に帰属しています。そのため、教育の質を保つために、専門の認定団体が大学を認定する(accreditation)制度が採用されており、転校により単位互換をする際などにも、大学が「認定」を受けているかどうかはとても大切です。アメリカ大学奨学金プログラムには、認定団体から認定を受けている大学が参加しているとともに、進級率、卒業率、教授と学生の割合などを調査したランキングで中堅以上に位置する大学が多く参加しています。

 

●一般教養に主眼を置いた「リベラルアーツカレッジ」が多く参加しています

アメリカ大学奨学金プログラムには、リベラルアーツカレッジが多く参加しているのが特徴です。一般教養全般に主眼を置いた学部課程での教育に力を注ぎ、大学院進学等に備える大学がリベラルアーツカレッジです。各種団体の発表するランキング・リサーチで高い評価を受けている大学も含め、幅広く参加しています。少人数で質の高い教育を行う留学生の少ない小規模の私立大学、リベラルアーツカレッジの奨学金が中心となっているため、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)やニューヨーク大学(NYU)などのどちらかといえば大学院教育に重きを置く知名度の高い総合大学は参加していませんが、大規模の総合大学と違い、学校のスタッフや教授がとても近い存在になります。

 

●複数の大学から届く奨学金オファーの中から1校を選びます

大学から奨学金のオファー(申し出)が届くまで、参加者に代わり、米国大学スカラーシップ協会がアメリカのプログラム参加大学と交渉します。参加者は、米国大学スカラーシップ協会の交渉の結果、複数の大学から届いた奨学金オファーの中から、大学の環境や奨学金の支給内容、専攻科目などを考慮しながら、自分の希望により近い1校を選ぶことになります。

 

●大学寮に滞在します

アメリカ大学奨学金プログラム参加者は、大学の寮に滞在します。大学寮では、アメリカ人も寮生活を送っていますので、毎日の生活においてアメリカ人学生と異文化交流する機会を得ることができます。

 

●申込時点で英語力が不足している場合も参加可能です

申込時点で英語力が不足している場合も参加可能です。ただしアメリカの大学に入学する際には、その大学が定める英語力を満たしている必要があります。アメリカ出発時に、参加者の英語力が入学予定大学の定める基準に満たなかった場合は、その大学付属の英語プログラムから留学を開始することになりますが、その時点から奨学金の対象となります。

また、参加者の英語力がTOEFLiBT79に満たない場合は、国内事前英語研修を受講していただきます。留学すれば通常110~130万円ぐらい必要といわれるアメリカの大学付属英語教育機関約4か月分の内容を、日本にいながら、日本の自宅で学ぶことができるとともに、同時にアメリカ留学に際し必要となる学習習慣を養う準備をすることもできます。参加者は、TOEFLiBT79の取得もしくは、国内事前英語研修修了のいずれかの条件を満たした後に出発します。

 

米国大学スカラーシップ協会よりご挨拶

 

日本の学生の皆さん

アメリ力の高等教育機関から提供される2つの奨学金についてご紹介させていただけることを大変嬉しく思います。ひとつはアカデミック奨学金(一般奨学金)、もうひとつはスポーツ奨学金です。私は日米教育委員会(フルブライト奨学金プログラム)の責任者として長年従事した日本での経験を含め、これまでの仕事を通じ、国際教育交流の場に深く関わって参りました。これらの経験を通して、アメリカの大学で学ぶことはあなた自身にとっても、そして受け入れる大学側にとっても「相互に大変貴重な経験となる」と自信を持って言うことができます。大学で学ぶ多くの専門的知識に加え、アメリカ入学生のみならず世界中から集まった留学生達との交流を通して、極めて多くの貴重な経験を手に入れることができるでしょう。受け入れる大学は、あなたがキャンパスの多様化に貢献してくれることを心から歓迎しています。

 

1997年にこのプログラムがスター卜して以来、100以上の大学、そして10,000人以上の若者達がこのプログラムに参加しており、2004年9月からは、才能あふれる日本人留学生の皆さんにもこのプログラムに参加していただいています。アメリ力の大学のキャンパスで学ぶ皆さんの姿を見ることを楽しみにしています。多様化したアメリカのキャンパスで、相互理解を深める上での重要な貢献をするとともに、ますます相互関係が深まり競争力が求められる現代社会において強い長所となりうる教育とトレーニングそして経験を身につけることができるでしょう。

 

Samuel M. Shepherd氏には、日本・アメリカ合衆国間の教育交流を通じた関係強化及び我が国の教育国際化に寄与したとして、2010年11月3日に日本政府より「旭日小授章」が授与されています。

 

 

Samuel  M.  Shepherd

米国大学ス力ラーシップ協会 会長

一般財団法人 海外留学推進協会   理事長

全米日米協会連合(NAJAS) 前理事長

日米教育委員会(フルブライト奨学金)   前代表

('94~'04)

元文部科学省中央教育審議会   委員('95~'98)