新「大学入試共通テスト」について考える①

 

新「大学入試共通テスト」は入試改革ではなく教育改革、社会改革。

 

こう語るのは前中央教育審議会長、日本学術振興会理事長の安西祐一郎氏。

 

「今までの教育は、言われたことを覚えれば良かった。

しかし、今後は世界にあふれる情報の中で何が大事かを理解し、

構造化して明快に表現できればなりません。異なる文化の人と接する機会が増え、

コミュニケーションの力も大事です。

日本がこの時代を乗り切るための、最も根本的な改革で、江戸時代の藩校、

寺子屋から明治の学校教育に転換した時に匹敵する変化です。」

20171211日 朝日新聞朝刊より抜粋>

 

●新「大学入試共通テスト」の英語は民間の検定試験などが活用される。

 それぞれ試験の水準が違う民間の検定試験が活用されることによる「公平性」は・・・? 

 と考えるところだが・・・

 

「公平性のためにも、記述式の出題には条件をつけなければなりません。

もう少し少ない方が良いと思いますが、条件をつけても

論旨を明確に考え、表現する力を問うことは可能。

英語はそれぞれの試験の水準が違いますが、

ある程度比較できるようにしたうえで、各大学がどの試験を使うのか決めれば良い。」

20171211日 朝日新聞朝刊より抜粋>

 

 「論旨を明確に考え、表現する力を問う」

 

新「大学入試共通テスト」の英語試験についての鍵となるのは、

“受験する大学がどの民間の検定試験を活用するか”ではなく、

論旨を明確に把握できる力、そして表現する力を備えているか?!

ということが重要ではないだろうか。

 

となると、英語(外国語)の能力だけではなく、母国語である日本語、

いわゆる国語力やコミュニケーション能力を身に着けることも重要ポイント

となるようにも思う。

(母国語でできない事を外国語を使ってとなると、より難しい。

外国語で論旨を明確に把握し、表現することができるようになるには、

実際の鍛錬、またその“鍛錬のチャンス”や“鍛錬の場”を作る事が必要のように思う。

 

この新「大学入学共通テスト」の開始は新指導要領で学んだ高校生が卒業する

2024年度に開始される事も検討されたそうだ。

中央教育審議会は高校と大学をつなぐ入試を見直すべきだと1999年に答申したのだが、

その答申以降、何も変わらないまま10年余りが過ぎてしまっている。

 

「激変する世界と日本の未来、そこで生きる子どもたちの幸せを考えれば

改革は遅きに失したほどだ。」と安西氏は伝えている。

 

備えあれば患いなし。

この「教育改革」、「社会改革」への備えはできていますか?

どんな“備え”を考えていますか??

 

 

「論旨を明確に考え、表現する力を問う」

母国語である日本語でできますか?

外国語でできますか??

 

新「大学入学共通テスト」は2021年1月から開始となります。